好きこそ、ものの上手なれ

好きなことに出会う。それは人生においても、一芸を極める上においても、とても大切なことなのだと思う。

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先日、ある若者と出会った。見栄えもよく、仕事も真面目にこなすなかなかの好青年だった。

彼は、5才で野球と出会った。小学校から少年野球のチームに入り、本格的に野球と向き合うようになった。とにかく野球が好きで、全体練習がはじまる2時間も前からグランドに入り、日が暮れてからも遅くまで自主練を続けていたらしい。彼にとっては野球が遊びのようなもので、練習はまったく苦にならなかったという。

その甲斐あって、高校は地元の野球名門校へと進学。夏の甲子園でベスト8の成績を残した。彼は学問も怠らなかったようで、スポーツ枠ではなく一般の学校推薦を得て東京六大学の仲間入りを果たしたという。

好きなことでなければ集中もできないし、長くも続けていけない。彼はプロの選手にはならなかった。しかし、野球は彼に多くのものを残してくれたようだ。


夢中になれる何かを見つけられた子供たちは、実に幸せ者なのだと思う。子供だけではなく、大人になってからでもいい。本当に自分が好きなものと出会えたのであれば、それはその人にとっての宝物と言える。

私が子供のころ、母は私が興味を持つものは何でもやらせてくれた。余裕のない家計をやりくりしながら、何事も長続きしないワガママな私に根気強く付き合ってくれた。

そして今、私も二人の子を持つ親となった。一日も早く、自分の子供にも夢中になれるものとめぐり会わせてあげたい。それが、親としての願いであり、大きな務めなのだと思っている。